株初心者におすすめの人気株式銘柄7選!使いやすい証券会社も紹介

  • 2022年8月27日
  • 2022年12月11日
  • 証券

株式投資とは、自分の資金を企業に投資してその代わりに配当金や株主優待を受け取ることを指します。しかし株式投資の初心者の中には「どの企業の株を購入すればいいかわからない」「おすすめの証券会社を知りたい」という方もいらっしゃるでしょう。

これらの悩みは記事内で解説している株式銘柄の選ぶポイントや人気銘柄を確認することで解決できます。今回は株初心者におすすめの人気株式銘柄を7つ紹介し、あわせて利用しやすい証券会社も紹介していきます。

これから株式投資を始める方は参考にしてみてください。

初心者が株式銘柄を選ぶ際の3つのポイント

初心者が株式銘柄を選ぶ際の3つのポイントとして、「高配当」「株主優待が魅力的」「最低購入金額が安い」が挙げられます。全部満たしている必要はなく、どれか1つでも当てはまっていればOKです。

株式銘柄の選び方に困っていれば、今から解説していくポイントを参考に選んでみてください。

1.高配当が期待できる銘柄を選ぶ

まず、銘柄を選定するときは、高配当が期待できる銘柄を選ぶことをおすすめします。なぜなら、配当金は再投資(得た利益を投資の元手にすること)の原資になったり、より良い生活を送るための資金になったりするからです。

高配当が期待できる銘柄は、株価の上昇だけではなく配当金でも利益が狙えます。特に、何度も株式を売買することが怖い人や、トレードする時間がとれない人におすすめです。

また、高配当銘柄は大きな利益を出している可能性があります。なぜなら、配当金は企業の利益から出ているからです。高配当銘柄を探して、投資を始めてみてください。

2.株主優待が魅力的な銘柄を選ぶ

株主優待が魅力的な銘柄も投資先に組み込むことを検討しましょう。株主優待は株式を一定株よりも多く保有しているともらえます。つまり、保有しているだけでその企業のサービスをお得に使用できるのです。よく利用するお店の割引券などを配布している企業を狙ってみましょう。

株主優待には、割引券や金券、自社商品の詰め合わせパックなどがあります。ビールや洗剤など自分の好きな商品を配布している企業を購入するのも1つの選択肢です。

ただし、株主優待が魅力的な企業は、株主優待を廃止や改悪を発表した際に、株価が下落する恐れがあります。株価が下落するリスクを認識したうえで購入しましょう。

3.最低購入金額が安い銘柄を選ぶ

3つ目のポイントは「最低購入金額が安い銘柄を選ぶ」です。株によっては最低数10万円以上の金額でないと、購入できないものがあります。

特に、日本株は100株からでないと購入できない銘柄が多いです。そのため、初心者がいきなり購入するには、ハードルが高いと感じる方もいらっしゃるでしょう。100株購入して10万以下の銘柄もあるので、いきなり10万円以上の投資をするのが怖い方は、最低購入金額が低い銘柄を購入してみましょう

しかし米国株式は、日本株とは違い1株から購入できます。コツコツと複数銘柄を購入したい人は、米国株を少ない単位で購入していくのも1つの選択肢です。

初心者におすすめな株式銘柄7選

株式投資を始める上で最も重要な作業のひとつが「銘柄選定」です。しかし「どうやって銘柄選定したら良いかわからない」「おすすめの銘柄を教えてほしい」という方もいらっしゃるでしょう。

そこで以下では、株初心者におすすめの銘柄を7社紹介していきます。これから株式投資を始める方は本項を参考にしてみてください。

1.商船三井【4期連続増配】

商船三井
株価(2022年8月時点)3,725円/1株
最低購入金額372,500円
配当利回り10.74%
株主優待①「にっぽん丸クルーズ」優待券
2枚 100株以上
4枚 1,500株以上
6枚 3,000株以上
②(9月のみ)
自社グループフェリーサービス共通クーポン券(5,000円)
1枚 100株以上
2枚 1,500株以上
3枚 3,000株以上
購入可能な証券会社
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

商船三井は、4期連続増配を記録している企業です。2018年3月期の1株当たり配当は1株あたり6.67円でしたが、数年で大幅に上昇し、2022年3月期の1株当たり配当は500円になっています。

そのため、配当利回りは10.74%と高い株主還元を期待できます。この利回りは100株保有していると、50,000円が配当金として受け取れる計算です。

また、同社の株主優待では、クルーズ船の割引優待券がもらえます。1枚で10%割引されて、1人につき1クルーズ2枚まで使用可能です。他の割引制度と併用するには予約時に確認する必要があります。

商船三井の配当利回りは、国内株の中でも高配当と言える水準です。そのため、配当を重視して投資したいという人におすすめします。

2.日東工業【2023年3月期の予想配当額が大幅アップ】

日東工業
株価(2022年8月時点)2,562円/1株
最低購入金額256,200円
配当利回り1.95%
株主優待
購入可能な証券会社
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

日東工業は高配当が期待できる電気機器メーカーです。2022年8月現在の配当利回りは1.95%になっていて、1株当たりの配当は50円とそれほど高くありません。

しかし、日東工業は2023年3月期の1株当たりの配当予想を177円と発表しました。配当金が3倍以上になり、配当利回りは6.91%になる計算です。高配当の銘柄を購入したい人におすすめの銘柄といえるでしょう。

ただし、企業が発表している予想数値なので、何か問題が発生すると変わる可能性もあります。高い配当に目がくらんで、生活資金にまで手をつけないようにしましょう。

なお、日東工業は株主優待を実施しておりません。そのため、株主優待を魅力に感じて投資をしている人は別の銘柄を選びましょう。

3.イオン【キャッシュバック率の高い優待カードがもらえる】

イオン
株価(2022年8月時点)2,772円/1株
最低購入金額277,200円
配当利回り1.3%
株主優待①優待カード(オーナーズカード)
3% 100株以上
4% 500株以上
5% 1,000株以上
6% 3,000株以上②自社ギフトカード(2月のみ)
2,000円相当 1,000株以上
4,000円相当 2,000株以上
6,000円相当 3,000株以上
10,000円相当 5,000株以上
購入可能な証券会社
  • SBIネオトレード証券
  • マネックス証券
  • 松井証券

イオンは、大手ショッピングモールなどで知られる企業です。配当利回りは1.3%とそれほど高くないですが、配当は安定しており2013年以降、緩やかに右肩上がりの上昇を見せています。

同社は、株主優待で優待カードを受け取れます。半期100万円を限度とする買物金額に対し、保有株数に応じた割合で返金される仕組みです。保有株数が多いと、還元率はアップします。また、3年以上の継続保有者限定にはなりますが、2月になるとイオンで使えるギフトカードを受け取れます。

安定した銘柄で着実に配当金を受け取りたい人や、イオンで頻繁に買い物をする人におすすめです。

4.すかいらーくホールディングス【レストランで使える割引カードが株主優待】

すかいらーくホールディングス
株価(2022年8月時点)1,525円/1株
最低購入金額152,500円
配当利回り0.79%
株主優待飲食代金割引カード
2,500円 100株以上
5,000円 300株以上
8,000円 500株以上
17,000円 1,000株以上
購入可能な証券会社
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • 松井証券

すかいらーくホールディングスは、ガスト・バーミヤン・ジョナサン・しゃぶ葉などのファミリーレストランを経営する企業です。

すかいらーくホールディングスの最大の魅力は株主優待にあります。100株以上保有していると2,000円相当の飲食代金割引カードを受け取れます。この飲食代金割引カードは、すかいらーくホールディングスグループのファミリーレストランで使用可能です。

株主優待を受け取ったものの、近くに店舗がなくて使えない企業もあるでしょう。しかし、すかいらーくホールディングスは、日本各地に手数の店舗を構えています。そのため、どの地域に住んでいても利用しやすいのです。

同銘柄は、すかいらーくホールディングスの店舗をよく利用する人におすすめです。一方、ファミリーレストランに行く機会がないという人は、別の銘柄を探してみましょう。

5.ヤマダホールディングス【4~5万円から購入できる】

ヤマダホールディングス
株価(2022年8月時点)480円/1株
最低購入金額48,000円
配当利回り3.75%
株主優待優待割引券(500円) 3月のみ
1枚 100株以上
4枚 500株以上
10枚 1,000株以上
50枚 10,000株以上優待割引券(500円) 9月のみ
2枚 100株以上
6枚 500株以上
10枚 1,000株以上
50枚 10,000株以上
購入可能な証券会社
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • 松井証券

ヤマダホールディングスは、家電量販店グループ企業です。2022年8月時点の株価は480円のため、48,000円で購入できます。最低購入金額が他の銘柄よりも安いので、元手が少ない方でも投資可能です。

また、同社の株主優待は、系列店舗で使える500円分の割引券をもらえます。受け取れる枚数は、3月と9月で異なるので注意が必要です。合計1,000円以上の現金による買い物につき1枚使えます。

他の値引きとの併用はできないので注意しておきましょう。

6.ベライゾン・コミュニケーションズ【低価格で購入でき、高配当が期待できる米国株】

ベライゾン・コミュニケーションズ
株価(2022年8月時点)43.55USドル/1株(約5879.25円)
1ドル=135円で計算
最低購入金額43.55USドル(約5879.25円)
1ドル=135円で計算
配当利回り5.9%
株主優待
購入可能な証券会社
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

ベライゾン・コミュニケーションズは、無線通信業を営む米国企業です。米国株なので1株から購入できるため、およそ6,000円で購入できます。また、同社の配当利回りは5.9%と高配当です。1株当たり2.54USドルを配当金として受け取れます。

ベライゾン・コミュニケーションズは、最低購入金額が低く、高配当を実現している銘柄です。そのため、初心者でも投資を始めやすい銘柄といえます。

同社は、SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券で購入できます。気になる方は取り扱っている証券会社から購入してみましょう。

7.AT&T【配当利回り8.9%の米国株】

AT&T
株価(2022年8月時点)18.01USドル/1株(約2,431円)
1ドル=135円で計算
最低購入金額18.01USドル(約2,431円)
1ドル=135円で計算
配当利回り8.9%
株主優待
購入可能な証券会社
  • SBI証券
  • 楽天証券
  • 松井証券

AT&Tは、電気通信を世界に提供する米国企業です。米国株なので、ベライゾン・コミュニケーションズと同様に1株から購入できます。そのため、約2,500円から投資が可能です。

また、同社の配当利回りは、8.9%という高さを誇ります。ただし、AT&Tの1株当たりの年間配当は下がる見込みのため、注意が必要です。

具体的に2021年の1株当たりの年間配当は2.08UDドルでした。しかし、2022年の1株当たりの年間配当は、1.11USドルの見込みとAT&Tは発表しています。

これまでより減配されることが決まっていますが、それでも配当利回りは約6%と高水準です。1株から買えて高配当を実現している、初心者におすすめの銘柄といえます。

株初心者におすすめの人気ネット証券5選

SBI証券
SBI証券
楽天証券
楽天証券
マネックス証券
マネックス証券
DMM株
SBIネオトレード証券
SBIネオトレード証券
口座数約800万口座約700万口座約190万口座約80万口座
1約定ごとの手数料~5万円:55円
~10万円:99円
~50万円:275円
~100万円:535円
~5万円:55円
~10万円:99円
~50万円:275円
~100万円:535円
~5万円:55円
~10万円:99円
~50万円:275円
~100万円:535円
~5万円:55円
~10万円:88円
~50万円:198円
~100万円:374円
~5万円:50円
~10万円:88円
~50万円:198円
~100万円:374円
1日の取引量の手数料~50万円:0円
~100万円:0円
~200万円:1,238円
~500万円:2,281円
~50万円:0円
~100万円:0円
~200万円:2,200円
~500万円:5,500円
~50万円:550円
~100万円:550円
~200万円:3.300円
~500万円:6,050円
~50万円:-
~100万円:-
~200万円:-
~500万円:-
~50万円:0円
~100万円:0円
~200万円:1,100円
~500万円:2,130円

上記5つの証券会社は、手数料の安さが特徴的です。投資において、取引手数料を安く抑えることは基本になります。そのため、上記で紹介しているネット証券から口座開設をするとよいでしょう。特にSBIネオトレード証券は、この5つの証券会社の中でも手数料が安くなっています。

また、SBI証券・楽天証券・マネックス証券はクレジットカードを利用した投資信託の積立購入を行うと、ポイント還元があります。投資してポイントが還元されるのは非常にお得です。対象のクレジットカードを作成している人は、ポイント還元がある口座を検討してみましょう。

株式投資初心者でどの証券会社を選んだら良いかわからないという人は、こちらで紹介しているネット証券から選んでみてください。

株の初心者が投資を始めるまでの3つの流れを解説

3つの流れ
  1. 証券会社のHPで口座開設をする
  2. 証券口座に資金を入金する
  3. 投資したい銘柄を購入する

投資を始めるまでの流れは、「証券口座を開設する」「証券口座に資金を入金する」「投資したい銘柄を購入する」という3ステップです。これから投資を始める方はこの流れに沿って投資家として歩みを進めてみてください。

最初に証券口座を開設します。証券会社によって手数料やポイント還元、還元率など仕組みが異なります。自分の目的にあっている証券会社を選びましょう。

続いて、証券口座に資金を入金します。証券会社によって、入金手数料がかからない銀行があります。証券口座を開設するときに、入金手数料がかからない銀行も一緒に開設しておきましょう。

最後に、投資したい銘柄を購入します。購入する際は、生活資金を必ず確保しておきましょう。余剰資金で金融商品を購入するのは、投資の鉄則です。

まとめ

  • 高配当銘柄がおすすめ
  • 株主優待の魅力で選ぶのもあり
  • 最低購入金額の安さで選ぶのも1つの選択肢
  • 人気があるのは、SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・SBIネオトレード証券

株式銘柄を選ぶ際のポイントは、「高配当」「株主優待」「最低購入金額」が挙げられます。全てを満たしている銘柄となるとかなり限定されてしまいます。そのため、どれか1つでも満たしていれば大丈夫です。

株を購入して投資を始める場合は、ポイントを意識しながら購入する銘柄を選んでみてください。

また、人気がある証券会社はSBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・SBIネオトレード証券の5つです。どのネット証券も手数料が安いので、投資家から人気を集めています。口座開設に迷ったら、この5つの証券口座の中から選んでみましょう。

 

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