「複数のカードローンやキャッシングの返済が大変…」
「もっと金利の低いローンに乗り換えたい…」
複数の借入先からの借金をしていると、悩むことも多いですよね。
金利負担を軽減して月々の返済を楽にするには、カードローンの借り換えが有効な手段です。
本記事では、カードローン借り換えのメリット・デメリットや選び方のポイント、注意点などについて解説します。
さらに、おすすめの金融機関についても紹介しますよ。
現在よりも有利な条件(主に低金利)のローンに乗り換えたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
大手でダメだった方でも借りられる可能性あり
借り換えとは?おまとめローンの違い
カードローンの借り換えとは、現在契約中のローンから、より有利な条件の別のローンに乗り換える手続きのことです。
一方、おまとめローンは、複数の金融機関からの借入を、一つの新しいローンに一本化することを指します。
借り換えは1対1、おまとめローンは多対1の乗り換えと考えると分かりやすいかもしれません。
借り換えとおまとめローンは、現在の借入状況や目的に応じて使い分けることが大切ですよ。
カードローン借り換えの3つのメリット
カードローンの借り換えには、金利負担の軽減・月々の返済額の軽減・借入対象の広さという大きなメリットがあります。
なかでも、金利負担を軽減できると、利息という直接的なコスト削減につながり、返済計画全体に好影響がありますよ。
金利が下がって総返済額が減るだけでなく、月々の返済額を見直すことで家計に余裕が生まれることも期待できます。
クレジットカードのリボ払いのような借金をまとめることも可能になってくるかもしれません。
メリットを理解すれば、借り換えが自身の状況改善にどれだけ貢献できるかを判断する材料になるはずです。
それぞれのメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
借り換えのメリット➀金利が下がり返済負担が減る
カードローン借り換えの最大のメリットは、現在よりも低い金利のローンに乗り換えて、支払う利息の総額を減らせること。
カードローンの利息は、「借入残高 × 金利 × 利用日数 ÷ 365日」で計算されます。(うるう年は366日)
適用される金利が低くなれば、毎月支払う利息額も減少し負担を減らせるのは間違いありません。
結果的に、総返済額の負担も軽減できますよ。
借り換えによる金利の引き下げは、返済計画全体を楽にするための効果的な手段です。
借り換え前後でどれだけ違う?利息・総返済額シミュレーション例
金利が数パーセント違うだけでも、借り換えによる利息削減効果は非常に大きくなる可能性があります。
借入残高と金利、毎月の返済額を仮に設定し、借り換え前後の返済期間・利息総額・総返済額を比較してみましょう。
- 借り換え前
- 適用金利:年18.0% (利息制限法の上限金利に近い設定を想定)
- 返済方式:残高スライド元利定額返済方式 (一般的な方式を想定)
- 返済期間:約60ヶ月 (5年)
- 利息総額:約78.5万円
- 総返済額:約228.5万円
- 借り換え後
- 適用金利:年14.0% (銀行カードローンなどを想定)
- 返済方式:同上
- 返済期間:約52ヶ月 (4年4ヶ月)
- 利息総額:約49.3万円
- 総返済額:約199.3万円
- 借り換えによる効果
- 利息削減額:約29.2万円 (78.5万円 – 49.3万円)
- 返済期間短縮:約8ヶ月
以上のように、金利が下がると、利息負担が軽減され、返済期間も短縮される可能性がありますよ。
実際の返済額や期間は、契約内容・返済方式・追加借入の有無などによって異なります。
各金融機関の返済シミュレーションツールを利用するか、窓口で相談してみましょう。
借り換えのメリット②月々の返済額を減らせる可能性がある
月々の返済額そのものを見直して減らせる可能性が出てくるのも、借り換えのメリットの1つです。
カードローンの毎月の最低返済額は、多くの場合、借入残高に応じて段階的に設定されています。
現在よりも低い最低返済額が設定されているローンに借り換えることで、月々の返済額を抑えることが可能です。
借り換えで返済期間を長めに設定し直すのも1つの方法ですが、長く設定すると利息総額が増えてしまう可能性もあります。
注意しつつ月々の返済額を抑えて余裕が生まれれば、ほかの支出に充てたり、繰り上げ返済の資金にしたりできますよ。
借り換えのメリット③クレジットカードのリボ払いも借り換えの対象になる
カードローンの借り換えは、クレジットカードのキャッシング枠やリボ払いも対象にできる場合があります。
キャッシングやリボ払いは、一般的に金利が高めに設定されていることが多いです。(年15.0%~18.0%程度)
とくにリボ払いは、元金がなかなか減らず、高額な利息を支払い続けてしまうケースが少なくありません。
金利の低いカードローンに借り換えてまとめることで、利息負担を大幅に軽減できる可能性がありますよ。
金利負担の軽減と返済管理の簡便化を同時に実現できる方法として、ぜひ検討してみましょう。
借り換え先のカードローン会社を選ぶポイント
カードローンの借り換えを成功させるためには、自身の状況や目的に合った金融機関を慎重に選ぶことが不可欠です。
金利の低さを中心に、多重債務者への対応実績や金融機関の種類も含めて比較検討しましょう。
また、銀行と消費者金融では、金利水準や審査基準、サービス内容に違いがあります。
低金利を追求するなら銀行系カードローン、審査のスピードや柔軟性を重視するなら消費者金融が適していますよ。
それぞれの特徴を理解しつつ、自分の優先順位に応じて選択することを意識してください。
カードローン会社を選ぶポイント①
金利の低いカードローン会社を選ぶ
借り換えのメリットを最大化するためには、利用中のローンよりも低い金利を提供する会社を選ぶことが最も重要です。
適用金利が低ければ低いほど支払う利息総額が少なくなるので、総返済額を抑えることにつながります。
一般的に、借入限度額が大きいほど低い金利が適用される傾向がありますよ。
複数のカードローン会社の金利を比較する際には、上限金利だけでなく下限金利にも注目しましょう。
わずか1%の金利差でも、数万円、数十万円単位で差が出ることもあります。
借り換えの成否を左右する最も重要な要素なので、最も有利な条件を提示してくれる金融機関を選んでください。
カードローン会社を選ぶポイント②
多重債務者の受け入れ実績があるカードローン会社を選ぶ
借り換えやおまとめに対応していて、過去に同様のケースを受け入れた実績があるかどうかも、重要な判断基準です。
複数の借入があるのを前提とした審査基準を設けている金融機関なら、通常よりも審査に通りやすいことが期待できます。
おまとめローンを積極的に扱っている会社や借り換え目的での利用を想定した商品設計のカードローンがありますよ。
借入件数が多いことに不安を感じている人は、多重債務者の借り換え・おまとめに積極的な金融機関を選びましょう。
適切な会社やローンを選ぶことで、審査通過の可能性を高められるはずです。
カードローン会社を選ぶポイント③
状況に応じて銀行系カードローンと消費者金融の利用を使い分ける
銀行系カードローンは、一般的に金利が低い傾向にあるのが最大のメリットです。
年収が高く信用情報に問題がない人にとっては、最も有利な条件で借り換えできる可能性があります。
その分審査が厳しい傾向があり、審査時間も比較的長くかかる場合がありますよ。
一方、消費者金融系カードローンは、銀行系に比べると金利がやや高めに設定されていることが多いです。
審査スピードが速く即日融資に対応している場合もあります。
低金利を優先するなら銀行系、審査通過やスピードを重視するなら消費者金融系というように検討しましょう。
借り換えにおすすめの銀行系カードローン会社3選
金利の低さを重視して借り換えたい場合は、銀行系カードローンがおすすめです。
銀行系カードローンは、消費者金融と比較して上限金利が低めに設定されていることが多いです。
また、銀行という安心感や信頼性も魅力の一つです。
借り換えにも利用しやすく、比較的低金利が期待できる銀行系カードローンを3つ紹介します。
金利・利便性・申し込みやすさなどの観点から、自身の状況に合った銀行系カードローンを見つけてください。
東京スター銀行 スターカードローン

- 銀行系の中で審査が柔軟
- 初回借入から30日間金利ゼロ
- 1,000万年まで借入可能
- 東京スター銀行の口座が必要
- 消費者金融に比べると審査が厳しい
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | 株式会社東京スター銀行 会社概要 |
公式HP | tokyostarbank.co.jp |
運営歴 | 24年 |
金融番号 | 579 |
本社住所 | 東京都港区赤坂二丁目3番5号 赤坂スターゲートプラザ |
営業時間 | 365日24時間Web申込可能 |
借り入れまでの時間 | 2週間程度 |
在籍確認 | あり |
東京スター銀行のカードローンは、銀行系のカードローンの中でも審査が緩いのが特徴です。
実際に、他社で借りれなかった方が、東京スター銀行だと融資を受けることができたという口コミが多く見られました。
また、貸付条件は審査が緩いにも関わらず他の銀行系カードローンに劣りません。
東京スター銀行の貸付条件は以下の通りです。
金利 | 1.5%∼14.6% |
借入可能額 | 10万円〜1,000万円 |
30日間無利息サービス | あり |
多くの銀行系のローン会社が無利息期間を用意していない中、東京スター銀行は30日間の無利息サービスを用意しているのは嬉しいポイントです。
東京スター銀行の審査に関する口コミ

3件借入があり、2社断られ3度目に東京スターアッサリOK。250万借りることができました。



年収400万円 250万円借入 借入まで約一カ月かかりました。
電話での対応はとても良かったです
\\\Webで簡単3分で申し込み!///
三井住友銀行 カードローン


- 大手メガバンクで安心
- 高額融資に対する金利が低い
- 三井住友銀行の口座がなくても申し込める
- 即日融資不可
- 比較的審査が厳しい
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | 株式会社三井住友銀行 会社概要 |
公式HP | https://www.smbc.co.jp |
運営歴 | 約20年 |
金融番号 | 52 |
本社住所 | 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 |
営業時間 | 365日24時間Web申込可能 |
借り入れまでの時間 | 最短即日 |
在籍確認 | 原則あり |



大手メガバンクが運営するカードローン。
700万円以上の融資を受けたいときにおすすめですね。
三井住友銀行のカードローンは、大手メガバンクの安心感と、最短即日融資を兼ね備えたカードローンです。
実際の口コミでは、「即日審査で助かった」
また、三井住友銀行の貸付条件は以下の通りで、他社と比べても劣っていません。
金利 | 年1.5%~14.5% |
借入可能額 | 10万円~800万円 |
30日間無利息サービス | なし |
他社に比べて、金利が低い点が三井住友銀行の強み。
借入額に対する金利は以下の通りです。
ご利用限度額 | お借入利率(年) |
---|---|
100万円以下 | 年12.0% ~ 14.5% |
100万円超 ~ 200万円以下 | 年10.0% ~ 12.0% |
200万円超 ~ 300万円以下 | 年8.0% ~ 10.0% |
300万円超 ~ 400万円以下 | 年7.0% ~ 8.0% |
400万円超 ~ 500万円以下 | 年6.0% ~ 7.0% |
500万円超 ~ 600万円以下 | 年5.0% ~ 6.0% |
600万円超 ~ 700万円以下 | 年4.5% ~ 5.0% |
700万円超 ~ 800万円以下 | 年1.5% ~ 4.5% |
700万円以上の融資の最低金利は1.5%と低く設定されています。
ただし、審査は比較的厳しめなので、「審査が不安」という方にはおすすめできません。
- 「700万円以上の大口融資を希望する」
- 「過去に金融事故の経験がない」
という人におすすめなのが、三井住友銀行のカードローンです。
三井住友銀行の審査に関する口コミ



銀行系の中では審査が早かった印象。Web完結でSMBC口座がなくても申込めて便利でした。



コンビニATMで使えるのが地味に便利。金利も低めなので安心して借りられました。
\\\大口融資におすすめ!///
セブン銀行カードローン


セブン銀行のカードローンは、シンプルで使いやすいカードローンとして人気を集めています。
実際に、「他行と比べて申し込みが簡単だった」という口コミが多く見られました。
セブン銀行最大のメリットは即日融資に対応している点です。
多くの銀行系のカードローンは融資までに数日かかるところ、セブン銀行のカードローンは、即日融資に対応しています。
金利 | 年12.0%~15.0% |
借入可能額 | 10万円~50万円 |
30日間無利息サービス | なし |
セブン銀行のカードローンに借入条件は他の銀行系カードローンには劣ります。
消費者金融よりも低金利かつ即日融資を希望する人におすすめです。
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | 株式会社セブン銀行 |
公式HP | https://www.sevenbank.co.jp |
運営歴 | 21年 |
金融番号 | 関東財務局長(登金)第00671号 |
本社住所 | 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号 |
営業時間 | セブン銀行ATMは原則24時間365日利用可能 |
借り入れまでの時間 | 最短即日 |
在籍確認 | あり(必要に応じて) |
セブン銀行の審査に関する口コミ



初めてのカードローンで不安でしたが、スマホだけで手続きが完結して驚きました。限度額は10万円ですが、必要十分でした。
口座を持っていたので申し込みは5分ほどで完了。コンビニで返済できるのでとても便利です。
\\\最短即日融資!///
借り換えにおすすめの消費者金融3選
銀行カードローンの審査やスピードに不安がある人には、消費者金融のカードローンや借り換えローンも有力な選択肢。
最短即日融資に対応していることが多いので、急いで借り換えたいニーズにも合っていますよ。
次は、借り換えやおまとめに対応している3社の消費者金融を紹介します。
いずれも大手で信頼性が高い正規の貸金業者であるという意味で、安心して利用できるはずです。
借り換え専用ローンやおまとめローンの有無・金利・サービス内容などを比較検討しましょう。
セントラル


- 大手に劣らない貸付条件
- 30日間無利息キャンペーン実施中
- Web完結で即日融資可能
- コンビニ銀行はセブンしか対応しておらず利便性が悪い
- 口座引き落としで返済できない
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | 株式会社セントラル 会社概要 |
公式HP | http://www.011330.jp |
運営歴 | 52年 |
金融番号 | 001473 |
本社住所 | 愛媛県松山市河原町9-2 クロカワビル2F |
営業時間 | 365日24時間Web受付可能 |
借り入れまでの時間 | 最短即日 |
在籍確認 | あり |



中小消費者金融の中でNo.1の貸付条件。
迷ったらセントラル一択ですね。
セントラルは大手に並ぶ高い性能を持つ中小消費者金融です。
上限金利18%に最大融資額は300万円と超優秀。
さらに初回利用時は最大30日間無利息サービスも提供しており、大手と全く変わらない条件を用意しています。
一方で、対応コンビニATMはセブンイレブンのみであることや返済方法に口座引き落としが対応していないなど、利便性は劣ります。
- 「金利をなるべく抑えて借りたい」
- 「どこの中小消費者金融を利用すればいいか分からない」
という人におすすめなのがセントラルです。
セントラルの審査に関する口コミ



約2年前に自己破産、ダメ元で申し込んだところ30万可決即日融資して頂けました。
収入証明の提出も無くスムーズに借入でき感謝しています。



債務整理中。年収400万。31歳。
後払い滞納、スマホ代、カード引き落とし1ヶ月遅れ。
こんな私でも50万ご融資いただけました。
フクホー


- 過去に金融事故を起こしていても審査に通る可能性あり
- ブラックでも借りれたという口コミ多数
- 50年以上の運営実績
- 上限金利がMAXの20%
- 口座引き落としに対応していない
項目 | 内容 |
---|---|
運営会社 | フクホー株式会社 会社概要 |
公式HP | https://fukufo.co.jp/about_us.php |
運営歴 | 58年 |
金融番号 | 001391 |
本社住所 | 大阪市浪速区難波中三丁目9番5号 福宝ビル |
営業時間 | 365日24時間受付可能 |
借り入れまでの時間 | 即日融資可能 |
在籍確認 | あり |



加点方式を採用しているフクホー。
ブラックでも審査に通る可能性がありますよ。
フクホー最大の特徴は審査方式に「加点方式」を採用している点です。
フクホーの加点方式について
現在の収入や借入状況などをそれぞれスコア化して総合的に審査を行います。
現在の債務状況や過去の信用情報が原因で自動的に審査に落ちることはありません。
現在の返済能力が認められれば、ブラックの方でも十分い審査に通過することができます。
一方で、貸付条件は金利4.9%~20.0%と高めの金利設定となっている点には注意が必要。
- 「審査が不安…」
- 「過去に滞納した経験がある…」
という人におすすめなのが、フクホーです。
フクホーの審査に関する口コミ



2024年5月に1,000万円自己破産しました。
2024年12月、審査したところ、20万円で可決でした。



リボ払い1,500万を任意整理2年目で、ブラックなのに、9.9万円を融資頂きました。
フタバ


- 他社借入4社以内なら審査に通る可能性がある
- はじめての人は30日間利息無料
- 返済回数を最大72回まで設定できる
- 他社借入5社以上の方は審査対象外
- 借入可能額が少ない
- 他社より審査が少し厳しい傾向
項目 | 詳細 |
---|---|
運営会社 | フタバ株式会社 会社概要 |
公式HP | https://www.822828.jp |
運営歴 | 35年 |
金融番号 | 31502 |
本社住所 | 北海道札幌市中央区北1条西4丁目1番地 |
営業時間 | 365日24時間Web申込可能 |
借り入れまでの時間 | 即日融資可能 |
在籍確認 | あり |
フタバは、返済回数を最大72回まで設定できるので、月々の返済の負担を軽減することが可能。
初回借入で30日間無利息キャンペーンも実施しており、借りてもすぐに返済見込みのある人にもおすすめ。
審査に関して、フタバは他社借入4件以内の方であれば審査対象になると明記しています。
当社では、過度の借入から消費者の皆様を守るため、他社でのお借入は4社以内の方が対象です。
引用:フタバ公式サイト
一方で、審査に関しては、他社借入5社以上の方は審査対象から外れる点には注意が必要です。
借入可能額も50万円と少なく、大口融資には向いていません。
- 「借入件数4社あるので、審査が不安…」
- 「今すぐお金が必要だけどいすぐに返済できる見込みがない…」
という人におすすめなのが、フタバです。
フタバの審査に関する口コミ



プロミス、アコムなどでは借りれませんでした。
年収102万のパートで2社40万借りてます。ブラックの私に10万。



4社合計100万円ほど借りています。
即日で、10万円の融資をしていただきました!
借り換えの際の注意点
カードローンの借り換えは、メリットが多い反面、注意すべき点もあります。
安易な借り換えや知識不足は、かえって状況を悪化させるリスクを伴います。
とくに注意が必要な3つの点について、確認していきましょう。
借り換えに闇金を利用しない
どのような状況であっても、違法な貸金業者、いわゆる闇金から借り換えをするのはNGです。
闇金業者は、貸金業法で定められた上限金利(年20%)をはるかに超える法外な金利を請求してきます。
しかも、返済が滞ると脅迫的な電話をしてくるような、悪質で違法な取り立てを行うことも…。
正規の貸金業者は、必ず金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで登録状況を確認できますよ。
「ブラックOK」「審査なし」などの甘い言葉には、絶対に惑わされてはいけません。
借り換えをする際は、必ず金融庁や都道府県に登録されている正規の銀行・消費者金融・信販会社などを選びましょう。
SNSの個人間融資を利用しない
SNS上で見かける「#個人間融資」「#お金貸します」といったハッシュタグには、要注意です。
Twitter(X)やInstagramなどで見かける個人を装った融資の勧誘も、絶対に利用してはいけません。
SNSを通じた個人間融資の多くは、闇金業者や詐欺グループによるものです。
そもそも、貸金業の登録を受けずに反復継続して金銭の貸付けを行うことは、貸金業法違反になります。
SNSでの甘い融資話は、絶対に信用せず、関わらないようにしてください。
お金に困った場合は、公的な相談窓口や正規の金融機関に相談することが重要ですよ。
借り換えによって返済が高くなる場合がある
借り換えによって金利が下がり毎月の返済額が減っても、返済期間の設定次第では、利息総額が増えることがあります。
月々の返済負担を軽くしたいという理由で返済期間を以前よりも大幅に長く設定するのは、おすすめできません。
長く設定した分だけ利息を支払う期間が延びてしまうことで、結果的に総返済額が高くなってしまう可能性もありますよ。
借り換えを行う際には、必ず事前に返済シミュレーションを行い、月々の返済額と総返済額のバランスを確認しましょう。
カードローン借り換えに関するよくある質問
カードローンの借り換えに関して、多くの人が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
事前に疑問点を解消しておくことで、カードローン借り換えへの理解を深めてください。
借金を借り換えるとどうなる?
適切に借り換えれば、金利負担の軽減・毎月の返済額の軽減・返済管理の簡便化といったメリットがあります。
現在よりも有利な条件のローンに乗り換えたり、複数の借入を一本化したりすることが重要ですよ。
たとえば、年18.0%の金利が年14.0%に下がれば、支払う利息が減ります。
複数の返済日が一つにまとまれば、返済忘れのリスクも減り、精神的な負担も軽くなりますよ。
借り換え後、以前のカードは解約した方が良いですか?
借り換え元のカードローン契約は、完済後に解約することをおすすめします。
契約を残しておくと、再び借入をしてしまい、借金が増えてしまう可能性も…。
また、利用していないカードローン契約でも、信用情報機関には契約情報として残り続けます。
将来的にほかのローン(住宅ローンなど)を組む際の審査に影響を与える可能性も、ゼロではありません。
借り換えによって借入先を一本化し、返済に集中するためにも、不要になったカードローンは解約すべきです。
解約することで、新たな借入の誘惑を断ち切り、計画的な返済を進めやすくなりますよ。
借り換えの審査は甘いですか?
カードローン借り換えの審査は、決して甘いわけではありません。
通常のカードローンと同様、あるいはそれ以上に慎重な審査が行われます。
金融機関は、申込者に安定した返済能力があるかどうかを判断する必要があります。
借り換えの場合、現在の借入状況(借入件数、総額、返済履歴など)も重要な審査項目です。
審査では、年収・勤務先・勤続年数・信用情報(過去の延滞履歴など)が確認されます。
複数の借入がある場合でも、延滞なく返済を続けている実績があれば、プラスに評価される可能性はありますよ。
クレジットカードのキャッシングやショッピングリボ払いも借り換え対象になりますか?
キャッシングやリボ払いも、借り換えやおまとめローンの対象となる場合があります。
金銭の借入であるキャッシングは、多くの借り換えやおまとめローンで対象となりますよ。
リボ払いについては、金融機関やプランによって扱いが異なることに注意が必要です。
必ず公式サイトで確認するようにしましょう。
借り換えローンにデメリットはありますか?
借り換えは必ずしも全ての人にとって有利になるとは限らず、状況によっては不利益が生じる可能性もあります。
- 審査に手間と時間がかかる:新規でローンを申し込むため、書類準備や審査対応が必要。
- 必ず審査に通るとは限らない:信用情報や返済能力によっては、審査に落ちる可能性も…。
- 返済総額が増える可能性がある:月々の返済額を減らすために返済期間を長く設定しすぎるのは要注意。
- 追加借入ができなくなる場合がある:返済専用で追加の借入ができないタイプもある。
- 手数料がかかる場合がある:借り換えに伴う手数料(振込手数料など)が発生する場合もある。
デメリットも理解したうえで、メリットと比較し、借り換えを行うかどうかを慎重に判断しましょう。
【まとめ】カードローン借り換え
カードローンの借り換えの借り換えについて解説してきました。
複数の借入を抱えて高い金利や返済管理に悩む人にとっては、返済負担を軽減するための有効な選択肢です。
現在よりも低い金利のローンに乗り換えたり、複数の借入を一本化したりすることを検討しましょう。
上手く借り換えることで、毎月の利息支払いを減らし、返済総額を削減できる可能性がありますよ。
紹介した銀行系カードローンや消費者金融を比較検討してみてください。
正規の金融機関に相談し、無理のない返済計画を立てることが重要ですよ。
必要に応じて、ファイナンシャルプランナーや公的な相談窓口に相談することも検討してくださいね。
大手でダメだった方でも借りられる可能性あり