保険アンサー

運営:株式会社トータス・ウィンズ

中小企業の保険の
悩みを解決する
メディア

HOME/ コンサルタントコラム/ 事例紹介/ 【保険活用事例(茨城県 不動産業 50代前半 ご夫婦)】:在職中の保障と年金・退職金積立を両立できる、効率的なプランは?

【保険活用事例(茨城県 不動産業 50代前半 ご夫婦)】:在職中の保障と年金・退職金積立を両立できる、効率的なプランは?

事例紹介
【保険活用事例(茨城県 不動産業 50代前半 ご夫婦)】:在職中の保障と年金・退職金積立を両立できる、効率的なプランは?

公開日 2021年10月5日 更新日 2021年11月11日

事業用物件・テナントビル賃貸の事業をされている経営者からのご相談事例を紹介します。

(※法人・個人、保険を特定できないことを前提に、ご了承の上紹介させて頂いています)

相談者のご夫婦は、テナントの保険会社の営業からお付き合いで保険に加入されているのみで、これまで保険を見直したことがありませんでした。

新たな法人保険を提案されたようでしたが、内容にイマイチ納得感がなかったため、他の代理店の提案を聞いてみようということからお声掛け頂きました。

初回面談で現状分析とご意向確認したところ、若い時に加入した掛け捨て保険で事業補償ニーズは十分に確保できていました。

今回は病気のリスク対策や、将来の退職金、年金積み立てをテーマにした保険活用をご希望だったので、それに沿う形でいくつかの選択肢を提案し、ご夫婦が最終的に選んだのが次の3本立てでした。

(1)<在職中の保障> 死亡および三大疾病罹患時にまとまった金額が取れて、満期保険金が受け取れる保険

・年払保険料:   約90万円

・累計保険料: 約1,100万円

・満期保険金: 約1,250万円(年利6%運用の場合)

・死亡/高度障害/三大疾病保険金:ひとりあたりの最低保証額 500万円

まず選ばれたのが、三大疾病保障のついた変額タイプの保険です。

上記の例では、年額保険料 約90万円の支払いが必要ですが、
「がん罹患、心疾患や脳疾患で治療を受けたときに500万円」というまとまった保障があり、
・健康で保険を使う機会がなかった場合、運用次第で支払った額以上の満期金受け取りが期待できる
(過去の運用実績:年利10%以上のファンドも選べる)
という点が、採用の決め手となりました。

(2)<退職金の積立と終身保障> 低い価値で受け取れる米ドル建て終身保険

・年払保険料:  約11,000ドル

・累計保険料: 約130,000ドル

・解約返戻金:  約98,000ドル(払込が完了する年 約75%

・解約返戻金: 約142,000ドル(払込完了の翌年  約109%

次に選ばれたのが、65歳までに払い込みを終えるタイプの、低解約返戻金型の米ドル建て終身保険です。

払い込みが完了する予定の65歳になられる年までは、解約返戻率が約75%に抑えられています。この年に解約返戻金相当額で、保険を有償で譲渡します。

上記の契約例では、約98,000ドルの価値の保険が、翌年には142,000ドルに跳ね上がります。

将来価値が1.5倍以上になると確定済の終身保険を、低い価値で受け取れる点が採用の決め手となりました。

(3)<老後資金の積立> 運用次第でまとまった資金積立ができる保険

・積立月額:600ドル

・積立期間:10年

・積立総額:72,000ドル

・10年後の解約返戻金:約121,000ドル(10%で運用した場合 約168%

・20年後の解約返戻金:約308,000ドル(10%で運用した場合 約428%

最後に選ばれたのが、退任予定の65歳まで・積立期間を10年間と設定し、それ以降は好きなタイミングで引き出していける米ドル建て変額終身プランです。

中長期にわたって10%という高利回りでずっと運用できるかは分かりませんが、解約しない限りずっと複利で運用が一生涯続くプランですので、将来的な年金対策には最適です。

月に数百ドルくらいからの少額積み立てでも、時間を有効に使って「外国株100%」で複利運用すれば、長期視点でみれば年利5%~10%という水準は決して非現実的ではないのです。

さらに、もし世界情勢が不安定になったり、大きなリスクを取りたくないと考えたら、運用先を株式から債券中心などポートフォリオを組み変えて対応できます。

また最長で25年まで積立が可能ですので、このご夫婦は追加して10代~20代の3人のお子さんの長期積み立ても同時に始められることにされました。

まとめ

経済紙の保険特集などでは、「終身保険は金利が低い今、加入すべきでない」「変額保険は手数料が高すぎる」「運用先がブラックボックスであぶない」という論調で警鐘を鳴らしている記事を多く見かけます。

これはあながち間違いではなく、商品によっては確かにそういう側面もあります。しかし実際に扱っている立場からすれば、「それは具体的にどの商品を選ぶかによって大きく異なるし、どのようなプランを組むかにも、どこにゴールを設定するかにもよる」と言いたいです。

保険は加入時の選び方、それに出口の受取方次第で、その差は歴然。雲泥の差になるのです。もし気になるようであればお気軽にご相談下さい。

ご参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。