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【東京 退職金 最新ニュース】60歳からの住宅ローン「リ・バース60」の活用法と注意点、シニアの利用者が急増!

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ニュース概要

お金の終活 シニアの資産運用&死に際のお金の管理#11

60歳以上を対象にした住宅ローン「リ・バース60」の利用者が増えている。用途は住宅の建設・購入やリフォームのほか、既存の住宅ローンの借り換えもOK。特集『お金の終活 シニアの資産運用&死に際のお金の管理』(全13回)の♯11では、「リ・バース60」の活用法と注意点を徹底解剖する。

「週刊ダイヤモンド」2023年3月25日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

「リ・バース60」は利息のみ支払えばよい

 都内に住むAさん(63歳)は長年勤めた企業を定年退職した後、会社の再雇用制度に応募して働き続けている。

 ただ、15年前に購入した戸建てのローンがまだ15年残っており、収入が減ったなかで月々13万円ほどの返済が次第に重くなってきた。退職金で一括返済することも考えたが、病気やケガなど万が一のための備えや将来の生活費として、できるだけ手元にキャッシュを残しておきたい。

「そんなとき、テレビのCMで毎月の負担が利息だけの住宅ローンに借り換えられるのを知って興味を持ちました」

 Aさんが興味を持ったのが「リ・バース60」だ。これは民間の金融機関が住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)と提携して提供する60歳以上の人向けの住宅ローンで、現在はメガバンクや地方銀行、信用金庫、ノンバンクなど80以上の金融機関が扱っている。

 その大きな特徴は、基本的に借入申込日現在で満60歳以上であることを条件にしている点だ(満50歳以上満60歳未満でも借りられるが、融資額の取扱いが異なっている)。

 そして、通常の住宅ローンでは毎月、元金と利息の合計額を返済するのに対し、リ・バース60では利息のみ支払えばよい。

 元金は契約者が亡くなったとき、土地や建物などの担保物件を売却して返済する(土地や建物はそのままにして相続人が一括返済してもよい)。

ノンリコース型の登場で件数が年々増加

 そのため毎月の負担が少なく、収入が年金のみといったシニアでも利用しやすい。使途は住宅の建設・購入やリフォームのほか、サービス付き高齢者向け住宅の入居一時金、既存の住宅ローンの借り換えでも構わない。

 リ・バース60は10年以上前からあるが、当初はほとんど利用されなかった。契約者が亡くなって担保物件を売却しても債務が残ると、相続人の負担になったからだ(これを「リコース型」と呼ぶ)。

 ところが2017年、「ノンリコース型」といって土地や建物など担保物件の売却額を超える債務が免除されるタイプが導入されてから、利用が増え始めた。

 次ページでは、シニアの利用者が急増している「リ・バース60」の活用法と注意点をお届けする。

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