スーパーやコンビニエンスストアに行くと、有名な人気ラーメン店が監修したカップ麺や冷凍食品を目にすることがよくある。お店の「自慢の味」が忠実に再現されていて、しかも安価で手軽に食べることができてしまう状態だ。これでは、わざわざお店まで行って「本物」を食べる必要がなくなってしまう。そのようなリスクを冒してまで、なぜラーメン店は商品化に踏み切るのか。その実態を探った。(講演・研修セミナー講師、マーケティング・コンサルタント 新山勝利)
チルド麺から自動販売機まで
自慢の味を再現するラーメン店の戦略

有名な人気ラーメン店が監修(プロデュース、コラボ)したカップ麺が、コンビニなどで販売されている。今では、麺コーナーにもチルド(冷蔵)麺タイプが並べられている。

冷凍食品コーナーに足を運べば、さまざまな冷凍ラーメンが販売されていることがわかる。さらに、有名ラーメン店のスープだけが自動販売機で缶飲料のように売られているケースもある。

お店の自慢の味が、即席麺などで忠実に再現されていて、しかも安価で手軽に食べることができてしまう状態だ。

そのため、わざわざお店まで時間をかけて行き、時には長い行列に並んでまで「本物」を食べる必要がなくなってしまう。

そのようなリスクを冒してまで、なぜラーメン店は監修を行って商品化に踏み切るのだろうか。

味が同じなら客が来なくなる?
ラーメン店が自慢の味を「商品化」する理由

「味が同じなら、お客さんが来店しなくなる」

これは、カップ麺製作を持ちかけたメーカーが、まず初めにお店から言われることであろう。

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